MRCクラッチ
重たいクラッチ
日本の道路事情と違い、アメリカの広大な道路は、いったん走り出したらストップ&ゴーはあまりありません。つまり、クラッチを切る回数が、極端に少ないのです。ハーレーはアメリカ製ですから、そんなお国柄が出たクラッチとなっておりまして、国産車と比べてかなり硬く、重く、握りにくく・・・なってます。2005年モデルあたりから、クラッチのスプリングプレートが軽減されて、かなり軽くなりましたが。
日本の道路事情の中でも、特に問題なので渋滞です。空冷、大排気量のハーレーにとって渋滞は大の苦手。そんな中を重たいクラッチを何度も握りなおすのは、エキスパンダーで握力を鍛えているようなものです。クラッチワイヤーのグリスが切れていれば更に重くなります。クラッチの根元の調整が狂っていれば、ベアリングを損傷することもあります。そうならないように、日々のメンテナンスは重要です。
クラッチを軽くするパーツ
重たいクラッチをなんとかしようと、様々なメーカーがアフターパーツを出しています。その中でもオススメなのが藤田商会からリリースされているMRCクラッチです。KIJIMAからも、同等品が低価格で出ています。KIJIMAのものは、クラッチワイヤーのタイコが入る部分を、多少削ったりしないとつけられないことがありますが、取り付け後の性能はほとんど変わりません。
スポーツスターとビッグツインでは取り付け方法が異なります。スポーツスターであれば、ダービーカバーを外すのみで交換できますが、ビッグツインですと、車体右側にあるトランスミッションのサイドカバーを外さねばなりません。いずれにしても、クラッチのアジャストを解除してからになりますから、下手に作業するとクラッチを壊してしまいますから注意が必要です。
30%軽減
MRCクラッチを組み込むと、クラッチを切る力が約30%ほど軽減されます。女性や手のひらの小さな方には重宝されるパーツです。
取り付け後、少し走ると急にクラッチワイヤーの遊びが出ることがあります。MRC本体のボール部分が溝に落ち着いた証拠ですので、ワイヤー側の遊びを適正値に詰めてあげれば、完了です。
クラッチの調整は、ワイヤー部分だけではできません。リリースランプの根元を調整してあげるところから始まり、最後にワイヤーのアジャスト部分で調整します。握りにくいからといって、遊びをやたらに大きくとったり、逆にパッツンパッツンにつめてしまったりすると、クラッチ自体にダメージを与えてしまいますので、くれぐれもお気をつけ下さい。
また、ワイヤーのグリスアップは定期的に行いましょう。放っておいて、水が入りワイヤーがサビると、ある日突然、ワイヤーが切れることがあります。
戻る